日経下落と「震災の教訓」

2021年2月の日経平均株価は、当初は「2月調整何のその」ということで上昇を続け3万円を回復しましたが、最終営業日になって1200円の大幅下落になりました。これを「暴落」と表現している意見もあるようです。

これで十分下がったので、3月はまた上昇基調に戻るのか?それともまだまだこれから下がるのか?というのが関心事かと思います。

今回も投資に関する記事ですが、全て個人的な見解であり、投資は自己責任となりますので、よろしくお願いします。

一日で1202円下落というのはさすがに大きく、過去10番目の大きさの下落幅だそうです。

その要因として挙げられるのが、米国10年物金利の上昇を背景とした警戒感ですし、コロナ禍における金融緩和からの過熱相場も、バブルを生んでいるとも言われていました。

投資に興味の無かった人が投資を始め、インデックスだけやるはずの人がアクティブや個別に手を出しているのを見ると、靴磨き少年の到来を予感するのは無理もないことです。私もしっかり警戒しています。

では、「2月調整」は、今回の下落でもう終わりと言えるでしょうか?

私はまだ警戒を解除しません。

エリオット波動のテクニカル分析でも、相場は徐々に上がって一気に落ちるということが示唆されていますが、日経は下がったと言っても2月月初を上回っています。仮に週明け反発したとしても、「エリオット波動修正B波による上昇」であって、その後本当の暴落が来る可能性もあります。

震災の教訓

ここでいきなり震災の教訓ですが、震災で怖いのは建物の倒壊ではなくなりました。建物はほとんど壊れません。本当に怖いのはその後の津波です。

だから、大きな地震が行ったら、津波の警報をチェックして、避難勧告が出たら必ず逃げるべきです。

「次に本当に来るのは1000年後」など油断せず、「100回逃げて、100回来なくても、101回目も逃げる」の精神が必要です。

投資で逃げることの必要性

もちろん、本当に暴落が来るとは限らず、その間も上昇を続ける可能性は大いにあります。ただ、暴落を食らうとそれまでの数年分の上昇が吹き飛ぶのもまたリスクとしてありますから、その間の上昇(機会費用)は保険のようなものと、と言えます。

私としては、避難することでその後に影響が出てしまうもの・・・つみたてNISAや、継続年数がカウントされる株主優待株はガチホールドですが、キャッシュポジションを多めにし、リスクの軽減と暴落後の買いチャンスに備えたいと思います。

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