楽天ポイントせどりと楽天ABT

副業として人気の「せどり」。楽天経済圏でポイントを稼ぐことで、利益を得られやすいことから、「楽天ポイントせどり」にチャレンジする人も多いかと思います。

そして、せどりは再現性が高い副業で、誰でもできますが、簡単とか楽ということではありません。

今回は、始めたばかりの人が陥りやすい罠と、その対策を書いてみます。

思った通り行かない理由

  1. SNSでインフルエンサーが紹介する「利益商品」を買ってみたが、他の多くの人も仕入れて出品し、値崩れを起こしてしまった。
  2. ポイント計算が緻密にできておらず、手数料・送料を考慮すると利益になっていなかった。
  3. 辛うじて利益が黒字でも、かけた手間暇の時間単価が割に合ってなかった

上記のようなことは無いでしょうか?実はこれ管理人が・・・ゴホゴホ!

こういうことに対象すためには、

(1)効率的な仕入れ

(2)効率的な販路

の2つを、固定費をかけて構築する、というのがソリューションになります。具体的には、Amazon大口セラーアカウントとFBA、ラクゾンやkeepa等の有料ツール。ですね。これらで固定費用が1万円を超えてしまいますから。そこまでやるなら個人事業主開業届を出して、青色申告控除で65万円控除を狙いたいところです。

つまり、「楽天ポイントせどりは再現性の高い副業」だけれども、一定の効果を得るためにはそれなりの固定費投下に踏み込む必要がありそうです。

そうしないと、「値崩れした」 →損切・もしくは在庫 →家の中が在庫だらけに・・・ということになりかねません。

もっと低リスクで手軽に始めたい

ですよね。そこで私が考案したのが「楽天ABT」です。スキーム自体はシンプルなもので、誰でも思いつきますが・・・

Asset Backed Trading という手法があります。「保有するアセット(資産)の価値を市場価格との関係から、より高める考え方」ということでググると出てきますが、良く分かりませんね。

もしかすると安易に真似されないように分かりづらくしているかも知れませんし、そもそも本質的なことが理解されないまま目新しい言葉を使っているのかも知れません(ドキ!)

誤解を恐れずに(と書いてますので、間違っている可能性がありますが)書きますと、例えば原油を精製する石油会社の場合、原油→精製→販売というのがバリューチェーンで、原油が安くなると石油製品との差額で儲けたり、逆に高くなると石油製品との差額利益が取れなくなったりします。ここでは、原油と石油製品は価格連動しないと考えてください。

一方、原油を供給するだけの会社は、原油が高くなれば儲かり、安くなれば利益が落ちます。

つまり、石油会社は、精製して石油製品だけを作っていると、原油価格のみ利益が左右されますが、原油トレーディング機能を持つことで、原油が高ければ原油のまま売り、原油が安ければ石油製品にして売ることで、利益を出しやすい構造を作ることができます。

ここでは精製能力をアセット(資産)と呼んで、そのアセットを背景に原油をトレードするから、Asset Backed Trading ということかと思います。

初心者向きの楽天ABT

以上、頑張って読んでいただいたら大変恐縮ですが、これを「楽天ポイントせどり」に応用するのは非常にシンプルです。

「仕入と販売の間に、値崩れや在庫リスクがある」ことが、せどり初心者の難しいところです。

では、「一定期間、予定価格で売れなかったら、自分で使う」ことにしてはどうでしょうか?

こうすると、値崩れや在庫のリスクが、無いことになります。自己消費が資産(アセット)ということです。

デメリットは、使うつもりのない高額商品や、同一商品の複数購入ができない、ということです。仕入額は少額になりますが、

リスクを抑えてせどりをスタートさせやすいという利点はありますね。

そうして始めてみて、その間に、フリマアプリで売ってみるとか、AmazonFBAに納品してみる(小口セラーアカウントでもできます)といった経験値を稼ぐことができます。

例えば、そろそろ古くなってきた家電製品や服の買い替え、新しく始めようと考えている健康器具等が考えられますね。

まとめ

楽天ポイントせどりはリベ大Youtubeでも再アップされて、これから始めようとする人も多いかと思いますが、一方で、冒頭の躓きに遭う人もまた、少なくなかろうかと思います。楽天ABTの手法を使えば、リスクを抑えてスタートさせられますので、「まずやってみる」「0→1にしてみる」の一助になれば幸いです。

最新情報をチェックしよう!